2.立位・座位での姿勢チェック+動作チェック
次に行うのは立位での姿勢のチェックと動作のチェックです。
立位では重力から身体を支える為のバランスを身体がとろうと試みます。
この姿勢維持には多くの身体エラーが生まれることがあります。
この原因は一番上に頭部という錘(おもり)が載っていて、それを小さな規定面(足の裏)を使って支えているという、”超高度な調整能力”を必要としている事に起因します。この超高度な調整能力が逆に(人によっては)身体に大きな”捻じれ”を生み、それがないと身体を支えられなくなっていて、神経的な支配からそれを戻すことが出来なくなっている事があるのです。
座位では下肢の影響を受けない分、頸椎と頭蓋(頭の骨)の関節や、腰部と骨盤が水平回旋に出てくることもありますので、その部分を確認していきます。
そしてその流れから簡単な動作を検証してていきます。
簡単な例で言うと体前屈・後屈や座位での頭部頚部回旋、片足立ちや立ち上がり動作などがそれにあたります。
もちろん大きな痛みがあるようでしたら、痛みがない様な動きやその可動域を見ていきます。
これらの姿勢や簡単な動作は、多くの場合タブレット等でお客様にも見て頂く事となります。
3.呼吸のチェック+仰向けでの姿勢チェック
次に行うのは寝た状態(仰向け)での姿勢のチェックと呼吸のチェックです。
立った状態での姿勢のチェックは多くの治療院や病院でも行いますが、当店では座位と仰臥位(仰向け状態)の姿勢もチェックします。これは重力が背骨の方向からくる状態とお腹の方からくる状態では身体の緊張が違うからです。寝た状態で見つかるエラーはある意味立位で発見されるものよりも多い場合もあります。
さらにお客様の呼吸の仕方をチェックします。
呼吸なんてみんな同じだと思うかもしれませんが、特に腰背部や頚部に問題のある方、または睡眠時の呼吸問題(無呼吸症候群を含む)やをお持ちの方の中には胸郭をまるで使えていない方や、左の下だけ使っている方など様々な形があります。
私の考えでは呼吸は”無意識の動作”だと考えています。大抵の場合は無意識で呼吸を行っていますが、その呼吸で身体はリセットもするし、ねじれがひどくなる事もあります。
さらに、立位で簡単な動作のチェックを行っていきます。
簡単な例で言うと背骨の前屈・後屈や座位での頭部頚部回旋など、片足立ちや立ち上がり動作などがそれにあたります。
もちろん大きな痛みがあるようでしたら、痛みがない様な動きやその可動域を見ていきます。